細菌感染などにより扁桃腺が炎症を起こす疾患です。扁桃に膿が付着し激しいのどの痛み、発熱を生じます。
扁桃炎を繰り返し起こす疾患です。内服治療をしても再発を繰り返す場合や症状がひどいときは、扁桃腺を手術的に摘出する場合もあります。
扁桃炎が悪化し扁桃周囲に膿が溜まってしまう病気です。激しい痛み、発熱、口が開きにくい、飲み込みにくいなどの症状が出ます。穿刺や切開をして溜まった膿を取り除くことが必要になります。また同時に抗生剤の点滴などを行いますが、摂食困難な場合や、呼吸苦を伴う場合は緊急入院が必要になります。
EB(Epstain vir)ウイルスが感染することにより引き起こされる疾患です。症状としては扁桃炎を伴う激しいのどの痛み、首のリンパ節の腫脹、肝機能障害、発熱などを特徴とします。唾液などから感染し、異型を伴う単核球(白血球の一種)の増加を伴うためこのように呼ばれます。抗生剤では効果がないため、対症療法となります。
細菌やウイルスの感染により、のどの奥の声帯やその周囲が炎症を起こし、腫脹する疾患です。症状としては嗄声やのどの痛み、発熱が主ですが、悪化すると呼吸苦も出現します。抗生剤の投与や、ネブライザー、点滴などにより改善しますが、1週間程度の沈黙などの安静を必要とします。
インフルエンザ桿菌などの感染により喉頭蓋(気管の入り口に相当します)が炎症を起こし腫脹する疾患です。激しいのどの痛み、呼吸苦などを特徴とします。抗生物質などの点滴、ステロイド剤の投与などを行いますが、呼吸困難を伴う場合は生命の危険もあるため緊急入院のうえ、気管切開術が必要となる場合もあります。
風邪やたばこによる炎症などがきっかけとなり声帯にポリープを生じる疾患です。嗄声が主な症状となります、消炎剤や抗生剤の投与で改善しない場合は手術が必要となります。
喫煙者に多く認められ、たばこの煙に含まれる一酸化窒素などの有毒物質により声帯全体がポリープ様に腫脹する疾患です。嗄声が主な症状となりますが、進行すると呼吸苦を生じる場合があります。初期の段階であれば禁煙により改善しますが、進行すると手術が必要になります。
主に声の使い過ぎや不適切な発声法などにより、声帯にタコのような盛り上がりができてしまう疾患です。謡人結節と呼ばれることもあります。治療法としてはまず声帯の安静を保つため、沈黙療法(1~2週間)や抗炎症作用のある薬を内服していただきます。改善しない場合は結節を削り取る手術が必要になる場合があります。
長年の喫煙などの習慣により声帯やその周囲に発生するがんです。主な症状としては、嗄声、血痰、のどの痛みなどですが、病状が進行すると呼吸困難を伴います。治療としては病状が初期の場合は放射線治療や喉頭の部分切除で9割以上の治癒を見込めますが、病状が悪化している場合、喉頭全摘と言ってのどを取り去る手術が必要となる場合もあります。喫煙者で嗄声が長引く場合はこの病気の心配もあるため、耳鼻科で内視鏡検査を受けられることをお勧めします。
細胃酸がのどに逆流することにより引き起こされる疾患です。のどの違和感、声のかすれ、慢性の咳嗽などが症状として出現します。進行すると喉頭肉芽腫を生じます。 逆流性食道炎の治療により改善します。
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